カクテルパーティー効果とは?選択的注意を学んで生活を豊かに!

カクテルパーティー効果という言葉を聞いたことはありますか。実は、人間のとてもおもしろい機能なんです!それは選択的注意とも関係してきます。これらを学んで、生活を豊かにしてみましょう!

選択的注意とは

選択的注意とは、多様な情報が溢れている状況の中で、自分にとって必要あるいは重要と認識した情報だけ選択し、それだけに注意を向ける認知機能のことです。選択的注意には有名な実験がありますので、それをもとに選択的注意のイメージを膨らませましょう。

選択的注意の有名な実験(人間は聞きたいものだけ聞く)

聴覚における選択的注意の実験として、イギリスの認知心理学者であるチェリー,E.C.が「両耳分離聴」の実験を行っています。実験の手続きはおおまかに次のとおりです。

  1. 被験者の左右の耳に、異なる音声メッセージを流す
  2. 被験者に対して左右どちらか一方のみに注意を払うよう指示
  3. 注意を払った方のメッセージを、被験者に即座に復唱(シャドーイング)させる
  4. 左右の耳から聞こえたメッセージを報告させる

このような手続きを経た実験の結果、被験者には注意を払わなかった方の音声メッセージは聞こえておらず、内容を報告できなかったというのです。つまり、注意を払っていたメッセージのみを選択して聞いており、その他の情報は無視できたということですね。

この実験には、続きがあります。先ほどの手続きの中で、注意を払わなくていい方のメッセージに機械音(ブザー)を入れる実験もしてみました。すると、被験者はその機械音はしっかり聞いていたのです。つまり、注意を払わなかった方の情報に対し、内容を理解しようという意味的な処理はしていないものの、物理的な処理はしていると、チェリーは考えました。

このような実験から、人間は聞こうとしている情報を選択して聞いている、ということがわかりますね。要するに、聞きたいものだけを聞いている、とも考えられます。

カクテルパーティー効果

続いて、カクテルパーティー効果は、この選択的注意の具体例の一つです。カクテルパーテーィーとは、立食形式でカクテルを飲んだり軽食を食べるパーティーのことですね。多くの人がそれぞれに会話をしているため、ざわついている会場ですが、それでも自分が話す人との会話はなぜかちゃんと相手の声が聞こえます。これをカクテルパーティー効果といいます。

先程の両耳分離聴の実験と同じで、パーティー会場でも、人間は聞きたい情報だけを選択して聞いているのです。ですから、騒がしい場所でも必要なことは聞こえてきます。誰かと会話しているとき、自分の名前がどこからか聞こえてくると気づくことが多いです。これは、自分の名前が必要な情報だと認識しているからですね。

私の名字はよくある平凡なものなので、職場に同じ名字の1人がいます。その人が誰かに名字を呼ばれると、自分も呼ばれたと感じて、騒がしい職場であっても、ビクッとします(´∀`)笑。これも選択的注意の例ですね。

選択的注意が起こる理由

なぜ選択的注意が起こるのかを考えて見ると、それはやはり、溢れた情報の中で必要なものだけをピックアップしていかなければ人間がパニックになるからでしょう。耳で聞いたもの、目で見たもの、感じたものすべてを処理できる能力は人間にはありません。ですから、重要で必要な情報のみを選択して処理しているのです。

その選択できる能力は人間ならでは、です。人間が効率よく生活していくために編み出した技なのかもしれませんね。

選択的注意を生活に活かす

では、人間の能力である選択的注意を、生活に活かしていき、生活を豊かにする方法を考えてみます。

自分の目標を選択的に見る

これまでは、聴覚の選択的注意ばかり紹介してきましたが、もちろん視覚の選択的注意も存在します。例えば、自分が最近ほしいと思っているバッグがあれば、そのバッグを持っている人ばかり目につくことがあります。また、最近友達に赤ちゃんが生まれたという情報を仕入れると、私の場合、子連れのお母さんにばかり目がいくようになります。

聴覚と同じで、視覚についても、人間は見たいものを見ているのです。そうであれば、その機能を逆手に取って、見たいものを設定することもできるはずです。例えば、自分の目標を設定するのはどうでしょうか。

例えば、「英語を話せるようになりたい」という目標を持っている人だったら、それを意識して注意を払うようにすれば、英語教室の情報が目に入ったり、英会話の情報が耳に入ってくるかもしれません。見たいもの、聞きたいもの、はある程度操作できると考え、選択できるようにするのです。

相手の注意を惹く

カクテルパーティー効果を生かして、相手の注意を惹くことも可能です。人間は重要な情報を選択しますから、自分の名前が呼ばれると、注意がそちらに向きがちです。ですから、誰かの注意を惹くためには、その人の名前を呼べばいいのですね。

単に一緒に会話をしているときであっても、相手の名前を呼ぶと、そこに注意がいきます。逆の立場で考えてみても、まだ知り合って間もない人に自分の名前が呼ばれると嬉しくないでしょうか(*^^*)?これは、恋愛でも、ビジネスでも使える方法です。

まとめ

選択的注意とカクテルパーティー効果を学び、生活を豊かにすることを見てきました。

  • 選択的注意とは、
    多様な情報の中で、自分に必要あるいは重要な情報だけ選択し、それに注意を向ける認知機能

でしたね。そして、

  • カクテルパーティー効果は
    ざわついている会場でも、自分が話す人との会話では相手の声がしっかり聞こえる現象

のことでした。また、人間は見たいものを見て聞きたいものを聞くという、この選択的注意の機能を生かして、生活を豊かにすることも可能です。例えば、

  • 自分の目標を意識して、その情報を選択的に見る
  • 相手の名前を呼ぶことで相手の注意を惹く

といったことです。人間の認知機能をうまくいかして、生活を豊かにしていけるのは、なんだかお得な気分ですね!

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