心理カウンセラーほど魅力的な仕事はありません!こころの問題を解決していく手助けができ、やりがいがある仕事でしょう。仕事内容や収入もやりがいに関係してきますよね。では、心理カウンセラーの仕事と収入を確認しながら、やりがいについて見ていきましょう!
心理カウンセラーの仕事
心理カウンセラーの仕事としては、カウンセリングのイメージが強いと思います。しかし、カウンセリングといっても、どの場所で行うかによって、その内容はことなります。例えば、
- 医療機関では
精神疾患を持つ人に対するカウンセリング - 学校では、
不登校やいじめ、学業に関してカウンセリング - 企業では、
病院に行くほどではないけど悩んでいる人、あるいは休職者に対するカウンセリング
など、カウンセリングと一口に言っても様々です。また、カウンセリングだけでなく、相談に来た人のことをより理解するために、心理検査を行うこともあります。心理検査には筆記テストのようなものから、絵を描いてもらうようなものもあり、さまざまです。
いずれにしても、人の困りごとに対して、心理学の専門知識を用いてアプローチし、困りごとを解決していく手助けをする仕事です。あくまで、解決の「お手伝い」です。そのために、精神分析療法や行動療法などの心理療法を使用します。
やりがいを感じること
人の心を癒せる
心理カウンセラーの仕事をしていてやりがいを感じることは、もちろんあります。それはやはり、「人の心を癒せる」という仕事内容でしょう。カウンセリングをしても、いつも決していい結果とは限りません。残念ながら、途中で相談者の方が来なくなり終わってしまうこともあります。
しかし、相談者の方の表情が明るくなってきたり、「もう大丈夫です」と笑顔で言ってカウンセリングを終えられることがあると、「何か助けになることができたのかな」とふと思えます。決して簡単な仕事ではありませんが、そんなときはやりがい、喜びを感じるものです。
新しい知識を身につけて活かせる
心理カウンセラーは一生勉強が必要な仕事、といっても過言ではありません。というのも、心理学の領域は日々研究がなされ、新しい知見が積み重ねられます。心理カウンセラーとして、古い情報だけで相談者の方に対応するわけには行きません。常に新しい内容をアップデートしていく必要があるのです。
ゆえに、休みの日でも研修に出かけたり学会に参加したりと、なかなか忙しいですが、知的好奇心のある人なら、これは逆に楽しみであり、やりがいを感じることだと思います。常に新しいことに挑戦できるという意味では、仕事のやりがいと言えます。
収入面は期待薄
心理カウンセラーとしての仕事は、残念ながらあまり収入面は期待できません。これだけ心のケアが必要とされている人がいるのに、その専門家である心理カウンセラーの待遇は、一般的な会社員に比べて少ないのが現状です。
正社員になれる心理カウンセラーは非常に限られています。非常勤職を掛け持ちして生計を立てている人も多く、収入は安定しているとは言えません。2018年に国家資格である公認心理師が誕生したとはいえ、いまだ心の専門家は医療専門職として世間的に認められていない状況です。
大きな収入を得るためには、一般的には
- 大学教員になる
- カウンセラーとして開業する
ことが考えられます。大きな収入を得ずとも生活していけるためには、企業に雇われて企業内のカウンセラーとして働くことができれば安定はするでしょう。
まとめ
心理カウンセラーの仕事は、
- 人の困りごとに対して、心理学の専門知識を用いてアプローチし、
- 困りごとを解決していく手助けをする仕事
でした。また、仕事のやりがいとしては、
- 人の心を癒せる
- 新しい知識を身につけて活かせる
の2点がありました。しかし、残念な部分が
- 大きな収入はあまり期待できない
ということです。やりがいには収入も関係してくるでしょう。とはいえ、やりがいがないと仕事も続けられません…そのバランスが難しいところですね。